神奈川の神和美装では、「大規模修繕の基礎を知りたい」といったご相談を、マンションオーナー様より頻繁にうかがいます。聞いたことはあるけど、詳しくは分からないというオーナー様のために、当社が大規模修繕の基礎知識についてお伝えします。
大規模修繕とは、マンションやオフィスビルなど大きな建物を維持するために定期的に行われる修繕作業のことです。 外壁、鉄筋、屋上、給排水設備など、不具合が出やすい箇所を中心に修理・メンテナンスを行います。 定期的に大規模修繕をしないと、故障や劣化が生じてしまうので、ほとんどのマンション・オフィスビルで実施されています。周期としては、だいたい10~30年に一度の間隔で行うのが一般的です。
どんなにきれいなマンションでも、時間の経過とともに劣化は進みます。外壁にひびが入ったり、鉄筋部分が錆びたり……なにもしないでいると、さまざまな不具合が生じてしまうのです。
大規模修繕によって竣工した時の状態に近づけることで、建物の劣化を食い止め、寿命を延ばすことが可能です。
時間とともに徐々に下がっていく建物の資産価値。きれいに保つためのメンテナンスを行わなければ、資産価値の低下は顕著に進みます。大規模修繕によって建物の状態を維持することで、いつまでも価値のある物件に保つことができます。
大規模修繕によってきれいに整えられた住環境なら、住む人の満足度もアップするはずです。また、快適な住まいになることで、入居希望者、購入希望者の増加も期待できます。
平成20年、建物の安全性を確保するための調査・検査結果を特定行政庁に報告する「定期報告制度」の見直しが行われました。 この変更によると、タイルを外装に使用した特定の建設物で、タイル落下の危険を伴う箇所がある場合は、10年に1回の全面打診検査が義務付けられるようになりました。 しかし、3年以内に大規模修繕など外壁改修を行うことが確定していれば、10年以内の、全面打診検査をしていなくても例外的に許されています。
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